Mate 20 Proハンズオン:HUAWEIはスモールライトを手にしたに違いない

Mate 20 Proハンズオン:HUAWEIはスモールライトを手にしたに違いない

機能はビッグだけど端末はコンパクト。

11月30日より発売されるHUAWEI(ファーウェイ)のフラグシップスマホ「Mate 20 Pro」は、まーーースゴいです! あらゆるスペック面であらゆるスマホを上回っているのに、スッと手で握れるサイズに収まっている。

もう、製造工程でスモールライトを使っているとしか思えないほど。

最高のミッチリ感

フラグシップ&大画面スマホということでiPhone XS MaxやPixel 3 XLくらいかなぁ、という想定で手にしたのですが、Mate 20 Proはそれを良い意味で裏切ってくれました。

これ、めっちゃ持ちやすいんです! というのもこの子、かなり縦長なんですよ。高さはiPhone XS Max(Pixel 3 XL)くらいあるのに、幅はiPhone XSとちょい(Pixel 3とちょちょい)くらい。だから、持ちかえずとも指が反対側まで届くんです。

そして同時に、得も言われぬミッチリ感があります。しっかりとした重さ確かにはある。でも、それだけじゃない。んん…? なんなんだこれは。これは、これは…、

無意識か!

中にギッシリ詰まっている各種ハイテクを知ってしまっているせいか、脳が勝手に重みを補正していたんですね。持った時に想定したよりコンパクトだったので、内部パーツたちはどんだけミッチミチに詰め込まれているのか…と勝手にイメージしてしまいました。

でもこれ、背面のテクスチャそうさせているんだと思います。2カラーのうちトワイライトの背面は普通のテラテラしたガラスですが、ミッドナイトブルーは高級感&工業感のある質感付き。なんというか、人肌に優しい鮫肌みたいな。ちょっと筋肉質な動物みたいな、ミチッとした感じ。よくわからないですね。

とにかく、持った感じは最高です!

最強のカメラハード

スマホ界で最強のカメラ、いや、カメラとして最強のスマホ? いろいろな見方はあると思いますが、よく比較されているのがiPhone XS、Pixel 3、Galaxy Note 9、そしてHUAWEI P20 Proです。で、僕の勝手なイメージだと、iPhoneは総合バランス重視、Pixelはソフトウェア無双、Noteはバランス+おもしろ機能、P20 Proは夜景モード開拓。

そこにやってきたMate 20 Proは、ハードウェア無双です。マクロショットも撮れる超広角レンズ、3倍ズームレンズ、その間を埋める4000万画素&ISO102400の広角レンズカメラ。これらを紡ぐのはHUAWEIお得意のカメラAIで、すべてを駆動させる独自プロセッサKirin 980(に組み込まれたニューラル・プロセッシング・ユニット)。まぁ、オールマイティーですよ。

で、実際に撮ってみたところ、マクロに一番感動しました。まずはこちらをご覧ください。

Mate 20 Proハンズオン:HUAWEIはスモールライトを手にしたに違いない

そしてこちら。

でもってこちら。

寄れすぎます。もはや日用の拡大鏡としては使えないほど寄れちゃうんです。あまりにも寄れすぎてスマホを被写体にぶつけないように気をつけるくらい。HUAWEIに寄れ…よれば、2.5cmの接写ができるそう。うむ。これは日曜大工で使えるかも。

巨大バッテリーが命をさずける

コンパクトさからはまったく想像できない4200mAhの大容量バッテリーは、Mate 20 Proを駆動するためだけのものじゃありません。命をさずけます、ガジェットに(Qi規格に対応していれば)。というのも、背面からワイヤレス“給電”できるんですよ。

詳しい使い道はいまのところ大喜利状態だと思いますが、たとえばワイヤレス充電に対応したワイヤレスイヤホン(のケース)をMate 20 Proで充電できるとしたら、かなり便利ですよね。

長所? 短所? USB Type-Cがスピーカー

Mate 20 Proは縦長スマホで、画面もワイド。そして超美麗です! 妙にディテール感があって、色も明るさもトップクラス。ともなればスピーカーの音も良くあって欲しいわけですが、これもたぶんグッド。会場がざわついていて音質のチェックはままならなかったものの、音量はかなり出ていました。そして気づいたことが1つ。

ステレオスピーカー。これは良い点なんですが、スマホ下部のスピーカーの音が…USB Type-Cのポートから出ていました。この穴です。

結論からいうと、長所なのか短所なのかわかりません。

希望:・スピーカーグリルがなくなってスッキリ・塞ぐとカメラのシャッター音がほぼ消滅?

懸念:・USBケーブルで充電しながらだと音量・音質が低下しそう・誤って塞ぎやすそう

これはいわゆる、好みの問題というやつなんでしょうか。んー……。

試せなかったけど紹介したい機能

前述のミッチリ感に貢献しているのが、Mate 20 Proの技術モリモリ感です。大画面、ステレオスピーカー、3眼カメラ、大容量バッテリーと紹介して来ましたが、まだまだ足りません。たとえば3D顔認証。iPhone XなどのFace IDと同様に、赤外線ドットを照射して認証する方式です。加えてスクリーン内指紋センサー。顔認証があるのに組み込んでくるあたりがギーク的で好き。

そしてデュアルSIM。ちゃーんと物理SIMですし、しかもスロットのひとつをNMカード(ナノメモリーカード)に差し替えれば外部ストレージも使えます。最後に赤外線エミッター! ダメ押しのノスタルジーでしょうか?

…と、いうわけで、こんなにいろいろ詰め込むには、ぜーったいスモールライトが必要だと思うんです。そしてそんな夢のガジェットの存在を感じさせるMate 20 Proをだいぶ気に入ってしまいました。縦長デザインも鮫肌バックも、どれもこれも心に刺さっちゃいますしね。ミッチリ is バッチリ、ということだと思います。

以上を持ちまして、HUAWEIがスモールライトを開発していた!レポートを終えます。ではまた明日、動画にて!


米Gizmodoからのレビューもあるので、気になったからはこちらから! (3D顔認証とか、スクリーン内指紋認証とか…)。

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