Huaweiの新フラグシップモデル「Mate 20シリーズ」は、10月16日にロンドンで発表される予定です。新しいプロセッサ「Kirin 980」を搭載しているハイエンドな製品で、日本での発売も期待されています。そのMate 20ファミリーの下位モデルとなる「Mate 20 lite」が、ドイツで9月6日に発売されました。
欧州で発売されたHuaweiのMate 20 lite価格は399ユーロで、Kirin 710、メモリ6GB、ストレージ64GBのミッド・ハイレンジモデルとしては手ごろな価格でしょう。ディスプレイサイズは6.3型 1080×2340ピクセル(19.5:9)と大型ですが、重量は172gと本体の大きさに比べて軽く感じられます。
6.3型の大型ディスプレイを搭載、アスペクト比は19.5:9と縦長だ本体の大きさは75.3(幅)×158.3(高さ)×7.6(奥行き)mm、片手でも持てる大きさです。本体は樹脂製で背面は光沢ある仕上げ。手軽に使えるカジュアルな製品、というイメージでしょうか。
デュアルカメラの背面は光沢ある仕上げカメラ周りをよく見ると、カメラに沿って縦に色調を変えたラインが入っており、ちょっとしたデザイン上のアクセントになっています。Mate 10 Proはカメラ周りに横向きのラインを入れていましたが、Mate 20 liteも類似のデザインを施すことで適度な高級感を与えています。
カメラ周りのデザインは凝っているインカメラを見ると、実はこちらもデュアル仕上げ。つまり背面2つ+前面2つのクアッドカメラ搭載モデルなのです。背面は2000万+200万画素、前面が2400万+200万画素でインカメラの方が高画質になっているあたり、Mate 20 liteのターゲットユーザーがどのあたりにあるか分かるというものです。
インカメラもデュアル、メイン側は2400万画素と高画質だどちらのカメラもサブレンズはボケ用の深度測定に使われます。試しにインカメラでセルフィーしてみましたが、いい具合にボケのある写真を撮ることができました。もちろんボケの度合いは後から変更可能です。
フロントでもボケを効かせた写真が撮影できる春モデルのP20 liteと並べてみました。どちらも同じliteシリーズということで、どことなく本体のデザインイメージは似ているかもしれません。P20 liteは5.84型ですがアスペクト比が19:9のため、Mate 20 liteの方が縦方向の長さが目立つようにも思えます。しかし写真や動画、そしてSNSのタイムラインを見るときはよりワイドな画面が使いやすいでしょうね。日本での登場に期待したいモデルです。
P20 lite(左)とMate 20 lite(右)の比較Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.