3大キャリア初、auがファーウェイのスマホの販売を再開。ドコモが追従すればP30 Proが買えるようになる…けど

3大キャリア初、auがファーウェイのスマホの販売を再開。ドコモが追従すればP30 Proが買えるようになる…けど

ファーウェイ問題、綺麗に解決してくれるのだろうか…。

auがHuawei(ファーウェイ)のスマートフォン「HUAWEI P30 lite Premium」を8月8日に発売すると発表しました。3大キャリアとしては最初にファーウェイ製品の販売を再開した形です。もしこれにDocomoが追従するなら、予約停止になっていたフラッグシップ「P30 Pro」がとうとう国内発売される、ということになりますね(現状、アナウンスは一切なし)。

米中貿易対立の影響が日本市場にも波及

米国によるファーウェイへの事実上の禁輸措置の影響を受けてか、国内キャリアは5月末にファーウェイ製スマホの取り扱い停止を発表していました。今回発売されるP30 lite Premiumは発売延期に。レビューで絶賛され、国内ではDocomo専売となる予定だったP30 Proは予約が停止されていました。

しかし、6月29日に米トランプ大統領がファーウェイへの輸出を容認、いずれは国内キャリアでのファーウェイ製品の取り扱いも再開されるのではないか…という状況でした。

3大キャリア初、auがファーウェイのスマホの販売を再開。ドコモが追従すればP30 Proが買えるようになる…けど

auは「発売を開始しても問題ないと総合的に判断」

今回発売がアナウンスされたHUAWEI P30 lite Premiumは、CPUがKirin 710、ROM 128GB、RAM 4GB、トリプルカメラ搭載というスペック。ディスプレイは液晶で解像度はFHD+(2312×1080ピクセル)で、OSはAndroid 9 Pie。参考までにSIMフリー版の価格を挙げると、税込35,510円、カメラ性能重視のコスパスマホといった感じ。

auがファーウェイ製品取り扱い解禁の判断を下した背景をEngadget 日本版は次のように記しています。

KDDIの広報担当者は『ファーウェイ社への確認の中で、発売後のセキュリティ更新機能の提供に加え、Google製アプリのサービスの継続・アップデートの提供などについて一定の確認が取れ、発売を開始しても問題ないと総合的に判断した』とコメントしています。

「OSのバージョンアップ」はどうなるの…?

ITmediaには同様の内容に加えてこんな1文が添えられていました。「何も決まっていない」は不穏では…。

なお、OSバージョンアップについては、「最新のAndroid 9を搭載しているが、それ以降のバージョンアップについては何も決まっていない」とのこと。

そう思ってファーウェイのサイトを見ると、以下のように書かれていました。

先日発売したHUAWEI P30、HUAWEI P30liteは最新のAndroid 9版です。Android 10の更新計画は現在作成中です。

Android 10にアップデートできないとなるとさすがに厳しい気がしますが、更新計画自体はあるっぽい(?)書き方。P30 Proに関する情報もまだありませんが、発表があれば記載されるのではないかと思います。もう少し情報が出るのを見守ったほうがいい感…。

Source: KDDI, Huawei (1, 2), engadget 日本版, ITmedia