「Windows 11」にて最も期待されていた機能が、開発者でなくても誰でも試せるベータ版(パブリックプレビュー)として提供されます。Microsoft Storeのベータ版にて、Androidアプリが動作する機能がついに追加されたのです。この機能はWindows 11のリリース時には搭載されずに出荷されており、数カ月後に一般ユーザーに提供される予定です。
Microsoft Storeはアプリの質と量で他のアプリストアに遅れをとってきたため、今回のベータ版の機能は重要なアップデートとなるはずです。なお、すべてのAndroidアプリがWindows PCで使えるというわけではなく、「1000以上のアプリやゲーム」がAmazon Appstore(Google Playではなく)から提供されます。正確なアプリ数は明かされませんでしたが、Google Playの350万本よりはずっと少ないはず。サポートされているアプリとしては「Audible」、「Kindle」、「Subway Surfers」、「Lords Mobile」、「Khan Academy Kids」などがあげられています。
Windows 11のユーザーはMicrosoft StoreからAmazon Appstoreのベータ版をダウンロードすることで、Androidアプリが利用できます。具体的な手順としてはMicrosoft Storeを開いて更新(Microsoft Storeのライブラリから「更新を取得」をクリック)することで、Androidアプリが検索できます。アプリはAmazon Appstoreからダウンロードされ、ネイティブに実行されるのです。これには、Intel(インテル)のブリッジ・テクノロジー(Bridge technology)が利用されています。
Windowsの開発を率いているPanos Panay(パノス・パネイ)氏は、「これらのアプリケーションはWindowsの一部のように感じられ、SnapレイアウトのようなWindowsのインプットおよびウィンドウ操作の体験と、自然に統合されています」と説明しています。
なおWindows PCはAndroidスマートフォンとは異なり、タッチ操作ができないものも数多く存在します。マウスクリックでタッチ操作のかわりをするのはちょいと違和感を感じそうなので、タッチ対応PCで今回の機能を試してみたいですね!