全車種にこの機能が欲しい!
AIの研究を行なっているトヨタ・リサーチ・インスティテュートにて、「事故を起こさないクルマ」を目指して自律運転で障害物を避けながらドリフトするスープラが作られました。道路状況が極限状態でも、普通の運転手がプロのように危険回避させられるよう、クルマ側に反応させるのが目的です。
What if every driver could control their vehicle under the most extreme circumstances - just like a pro?For the first time ever, @ToyotaResearch has successfully programmed a vehicle to autonomously drift around obstacles on a closed track. 📺⤵️ https://t.co/TDgMLmGc9dpic.twitter.com/oap8rw9z7Z
— Toyota Research Institute (TRI) (@ToyotaResearch) February 2, 2022運転手はエンジンをかけるだけ
実験は、カリフォルニア州のサンダーヒル・レースウェイ・パークで行なわれました。運転席にある画面に「AUTONOMOUS 自動制御中」と書かれた表示が出たら、運転手はもう手放しで座っているだけです。
デロリアンからスープラへ
今回のプロジェクト開始は1年前。ドリフト運転のプロ具志堅士郎さん、自動車用アフターパーツGReddyの協力と共に、自律ドリフトするデロリアンを作った、スタンフォード大学のDynamic Design Labと共同で進められてきました。
危険回避のためのアシスト
開発されたのは、人の運転を予測と制御する「Nonlinear Model Predictive Control(NMPC)」というソフト。この技術は人間の運転に代わるものではなく、あくまで力添えをするものなので、テスラが目指しているオート・パイロットは趣旨が違うんですね。人は雨や雪などでクルマが突然横滑りしても、対応できませんからね。こうしたアシスト機能があると安心です。
Source: YouTube, Twitter, TOYOTA NEWSROOM via NEW ATLAS