これ楽しそう!色付きタイルに従うロボカーでプログラミング教育

これ楽しそう!色付きタイルに従うロボカーでプログラミング教育

遊びながら学べるエントリーモデル。

子どもにロボットやプログラミングへの興味を持たせるため『スター・ウォーズ』を見せるのも一つの手ですが、Spheroが未就園児向けに開発した新製品「indi」で遊ぶのもよさそうです。ロボカーを床に置いたシンプルな色付きタイルやモバイルアプリを通してプログラミングできるので、遊びながら慣れ親しんでもらえますよ。

どの子もロボット工学に習熟しないといけないわけではないですし、このオモチャで遊んで育ったからといってボストン・ダイナミクスの「ATLAS」みたいなロボットを科学フェアに出品するような子にはなりません。ですが、indiを通して問題解決力が養われ、パターン認識や因果関係といった概念を学べて、さらには色彩といった幼稚園の基本カリキュラムへの理解も深められるようになります。

これ楽しそう!色付きタイルに従うロボカーでプログラミング教育

何より重要なのはindiがスマホやタブレットアプリを起動したり機能へアクセスしたりしなくても箱から出せばすぐに使えるオモチャだという点です。保護者や指導者が望めばゼロスクリーンタイムの教育玩具としても遊べて、子どもたちは小さなロボカーを部屋中追いかけることで運動遊びにもなります。

indiの裏側には色識別センサーがついていて、検知したタイルによってどう動くかが決まるため、謎めいたコードをコツコツと学ぶ必要はありません。色付きタイルにはそれぞれ90度あるいは45度の左折や右折、減速、加速や停止など異なる指示が割り当てられていて、indiはその指示に従って動きます。タイルの配置によってindiを教室中あるいは家中を走らせることも可能で、子供たちは楽しみながら思考力を養えるというわけです。

もう少し成長してモバイルアプリを使えるようになったらSphero Edu Jrアプリでindiをプログラミングすることも可能。シンプルなドラッグ&ドロップのプログラミングブロックを用いたアプリでは、各ブロックをつなげてもっと複雑な動きや挙動を作れます。子どもたちがロボティクスとプログラミングの概念を習得していくにつれて難易度が上がっていくパズルも用意されています。

発送は9月になりますが、現在indiを先行予約できるキットが2つ用意されています。125ドルの「Sphero indi Educational Robot Student Kit」はロボット1台、シリコン製色付きタイル20枚、プログラミングチャレンジカード15枚と保護ケースがセットになっていて、1200ドルの「Sphero indi Education Robot Class Pack」は学校向け前述のキットが8セット(シリコン製タイルは計160枚)に加えて、ロボットを全台まとめて充電できる大型ケース付き。

Source: Sphero (1, 2, 3), IEEE Spectrum, YouTube,