日本語も英語も同じ! 読書好きにはKindle Paperwhite新モデルがぴったりだ!

日本語も英語も同じ! 読書好きにはKindle Paperwhite新モデルがぴったりだ!

先月末に発売されたAmazon(アマゾン)のKindle Paperwhiteの新モデル。自分でも触ってみて「好き! もう大好き!」ってなってたのですが、米Gizmodo編集部もレビューしているのでちょっと見てみましょう。自分が好きなものを人がどう思うかって、気になっちゃう。


電子インクの電子書籍リーダーを最初にやった大手といえばSony(ソニー)ですが、現在の第一人者といえば間違いなくアマゾン。Kindleは多くの人にとって選択肢のトップに来るかと。そのKindle Paperwhiteに第5世代となる新型が出たのでレビュー! 先に言っちゃいますけど、読書好きで電子インク端末欲しい人にとっては、やっぱりKindle Paperwhiteは相変わらず不動のトップです。

今回、レビューとして触ったのは、基本のKindle Paperwhiteと高位モデルのKindle Paperwhite シグニチャー エディション(日本では11月11日発売)の2端末。わかりやすいように、本記事では新型をPaperwhite 5と呼びますね。すべてを一新とまではいきませんが、KindleシリーズハイエンドのKindle Oasisだけだった機能を持ってくるなど、なかなか注目すべき端末に仕上がっています。

Amazon Kindle Paperwhite / Kindle Paperwhite シグニチャー エディション(第5世代)

これは何?:アマゾンの最新フラッグシップ電子書籍リーダー。画面が大きくなり、色調調整、USB-C対応、ワイヤレス充電対応(シグニチャーのみ)

価格:Paperwhiteの広告ありモデルが1万4980円、なしが1万6980円。シグニチャー エディションは1万9980円。

好きなところ:大きくなった画面は良アップデート。暖かみある色調も夜間読書が捗る

残念なところ:ワイヤレス充電がいまいち

日本語も英語も同じ! 読書好きにはKindle Paperwhite新モデルがぴったりだ!

まず、アマゾンの製品ページ見ただけですぐ目に留まる変更点は、Paperwhite 5にはセルラーモデルがないこと。Wi-Fiのみ。セルラーモデルがあるというのが長年大きなセールスポイントだったので、Paperwhite 5では購入やアマゾン書籍コーナーのブラウジング、本のダウンロードができる環境が制限されるわけですが、そもそも今は2021年。Wi-Fi環境がないことも少ないわけで、アマゾンがセルラーモデルなしにしたのも自然の流れ。正直、セルラーモデルない!と騒ぐ人は少ないかと思います。

端末を見て最初に気づくのは、Carta HDタッチスクリーン電子インクディスプレイが大きくなったこと。6インチから6.8インチになりました。画素密度は前モデルと同じ300ppiのままですが、裸眼で個々のピクセルが気になるなんてことはありません。

ディスプレイサイズアップはそんな大きなアプデか?と思うかもしれませんが、このおかげでベゼルは小さくなり、端末全体にもモダンな印象が出ています。

ベゼルが薄い上、ディスプレイとの間にギャップもない。このギャップなしは防水仕様(お風呂で読めるよ! バスタブにうっかり落としてもセーフ)のためだけでなく、スワイプのジェスチャーもやりやすい。つまり、ページが繰りやすい(スワイプしやすい)ということなんです。

Paperwhite 5では、LEDの数を前モデルの5個から一気に17個(ホワイトとアンバー色合わせて)に増やしています。これでスクリーン全体の明るさがほぼ完璧に均一になってます。シグニチャー エディションだと、周辺環境に応じて明るさ自動調整してくれるので、ちょっとした調整の手間もなくなります。ただ、これも好き嫌いあり。個人的には手動で明るさを変える方が好きなので、自動調整はオフにしてました。

注目はついにPaperwhiteに搭載された色味の変化(Kindle Oasisにはあった)。手動でホワイトからアンバーまで光の色味を調整できます。ちなみに、アンバー色(アンバーLED)を切ると、Paperwihte 5 シグニチャー エディションは、まさにペーパーホワイト。ニュートラルな白です。

青っぽい白、ブルーライトは概日リズムを狂わせるともいわれており、ずっと見ていると寝つきが悪くなることもあります。夜間は暖かみのあるアンバー色にするとこれが軽減されます。ホワイト味とアンバー味をスライダーで調整するのですが、この加減は個人の好みはもちろん、使用する時間にもよります。アンバー加減と発動時間は時間設定可能。

まだまだ世の中には何千何万というmicroUSBポートが存在し、世界から消えてしまうにはあと10年ほどかかるかとは思うのですが、とりあえずPaperwhite 5はさよならmicroUSB。USB-Cに対応しました。充電するときに上下なし、気にせず挿せばよし!

基本モデルではなく、Paperwhite 5 シグニチャー エディション買っちゃうという人は、ワイヤレス充電にもあやかれます。スマホやイヤホンで昨今流行りの仕様ですが、電子書籍リーダーにもやって来ました。ただ、Kindleのワイヤレス充電、問題はないんだけど難しい。というのも、このサイズの端末をワイヤレス充電できる特定箇所がピッタリくるように充電パッドに載せるのはコツ、慣れがいるかも。試しにやってみたら、アップルのMagSafe充電器がPaperwhite 5 シグニチャー エディションにもくっつきました。もちろん、公式推奨のやり方ではないのですけどね。

すでにKindleユーザーで、Amazonアカウントで大量に電子書籍買ってますという人なら買い。買っても誰も責めない! スクリーンが大きくなったことでベゼルは小さくなるし、たくさんテキスト表示できるし。年齢によってはテキストを大きくして目を労るのもあり。目のためには、暖かみあるアンバー色は寝る前の夜読書に最適。

Paperwhite 5 シグニチャー エディションも素晴らしいのですが、個人的には基本モデルのPaperwhite 5で十分いいなと思います。容量(8GB)さえ問題なければね。ワイヤレス充電は、今回のPaperwhiteでは大きな便利さは感じず。明るさ調整を手動でするのもそんなに苦にならないし。

電子インク端末を探しているという人は、Kindleは今マーケットにある電子書籍リーダーのなかではとってもベーシック。基本のきです。Onyx Boox Nova AirやKobo Sageのようなスライラス対応でメモとれちゃう端末もあるので、白黒端末でどこまでやりたいかですね。純粋に読書したい、本だけ読みたいという人なら、Kindle Paperwhiteで十分、いやこれこそ至高です!

Kindle Paperwhite(第5世代) ほしい?