トム・クルーズが『ミッション・インポッシブル』シリーズ卒業か

トム・クルーズが『ミッション・インポッシブル』シリーズ卒業か

トムのいない『MI』なんて、「夏休みのない八月」並みじゃん!

宙吊りになったり、高層ビルをスパイダーウォークしたり、6分くらい呼吸を止めてみたり飛行機に捕まってみたり…、トム・クルーズの挑戦はどこどこまでも続くと思われています。

でも、いくらトムでもやり続けるのは無理があるのでは…? と思っていたら、「トム・クルーズはMI7とMI8をもって卒業するらしい」というニュースをVarietyが報じました。卒業の話は『ゴースト・プロトコル』製作時にも浮上しましたが、現実味を帯びた話になってきました。トムのいない『MI』は想像するだけで寂しい!

トム・クルーズが『ミッション・インポッシブル』シリーズ卒業か

餞にして集大成

先日公開延期が発表された『ミッション:インポッシブル7(仮題)』と『ミッション:インポッシブル8(仮題)』ですが、製作に時間がかかっているのは、新型コロナウイルス蔓延による影響だけでなく、トムの卒業という大イベントに向けてクオリティを追求しまくっているからという話が出てきました。

あ、トム卒業=『MI』シリーズ終焉というわけではなく、イーサン・ハントがいなくてもシリーズが続く可能性は捨てきれないので、そこは先走って誤解なきよう。

ちなみに、『ミッション:インポッシブル7(仮題)』は2023年7月14日公開予定、『ミッション:インポッシブル8(仮題)』は2024年6月28日に公開予定予定ですが、『8』の一部の撮影を『7』公開までに終わらせたいと考えているのだとか。というのも、『7』のラストは宙ぶらりん状態にして『8』にそのままつなげる前後編構成にしたいらしいんですよね。

トム・クルーズは妥協を許さない完璧主義者として知られているので、これがトムの卒業になるのなら並々ならぬ熱意で挑んでいるのは想像に難くありません。現場でのコロナ対策意識もむちゃくちゃ高いのも有名ですし、オミクロン株とデルタ株が蔓延している中でのプロダクション再開は余計に難しくなっているのでしょう。

膨れ上がる予算のほどは…

ちなみに、報じられている予算なんですが、『7』の製作費は3億ドル(約345億円)近くにものぼっているのだとか。材料費も高騰していますし、人件費も嵩んでいるはず。パラマウント社も共同プロデューサーのスカイダンス社も、予想をはるかに超える出費に緊張を高めていることでしょう。

でも、トム・クルーズが卒業となれば、それがペイできるほどの興行成績にはなるのかな、と。私も『フォールアウト』は3回劇場鑑賞しましたしね。