盗難iPadでディズニーの長い列を飛ばした男性、全パーク出入り禁止へ

盗難iPadでディズニーの長い列を飛ばした男性、全パーク出入り禁止へ

真相はまだちょっと闇の中...。

米フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでは、大人気の新アトラクション「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ(Star Wars: Galaxy's Edge)」を筆頭に、コロナ禍ながらも長蛇の列がやまない状況。ただ、そんな列は脇目に、公式のDisney Worldアプリ使用でVIPとしてアトラクションを楽しんでいたというのが、フロリダ在住のRennan Carletto(30歳男性)。しかも地元警察いわく、盗まれたiPadを使っていたことが明らかになっています。

そもそもどうやってVIPに?

通常のゲストは、ファストパス(アメリカではマックスパスも)を使用することで初めて列に並ばなくて済むようになっていて、今秋からは「Disney Ginie(ディズニージーニー)」と呼ばれる新サービスも導入される予定。

盗難iPadでディズニーの長い列を飛ばした男性、全パーク出入り禁止へ

ところがこの男性は、こうしたサービスを利用せずとも一切並ばなくて済むVIPアクセスをゲット。どうやらウォルト・ディズニー・ワールドのキャストメンバーが使用できるデバイスから予約を作成し、ツアーグループを引き連れてVIPアクセスを満喫していたようです。

「iPadは上司のTonyから渡された」

調査員らはそんな男性ら一行が列に並ばずアトラクションへ乗り込むところを目撃し、運営スタッフに呼びかけ予約のキャンセルとアクセスを拒否するよう手配したとか。その後、男性が新しく予約を作成し直すのか見張り、最終的には調査員が駐車場で声を掛け、話を聞くことに。

すると、男性は「A Class」と呼ばれる企業に勤めていて、上司の"Tony"から渡されたiPadを使用するよう指示があったと供述。このiPadが盗まれたものとは知らなかったと話していたようです。

起訴は免れたけれど…

地元警察に連絡が行き、iPadは調査員に返却されました。地元のNBC関連会社によると、"Tony"と調査員は過去に同様の問題でやりとりをしていたこと、iPadがパーク内からどのように盗まれたのかは現時点でわかっていないこと、盗難被害届も出ていなかったようであることなどが明らかになっています。

今回、当のフロリダ在住の男性は起訴を免れましたが、ディズニーは男性に全パーク内への出入り禁止警告を出したとのことです。