まだまだ先の話だと思いきや、もう来月5日より、正式にWindows 11へとアップグレードできる体制が整うらしいですね。すでにInsider Preview Buildにて、ベータテストを楽しんでいる人だっておられるのでしょうけど、とにかく今回のアップグレードはややこしい…。ハードウェア要件を満たすWindows 10ユーザーであれば、無償でWindows 11へとアップグレードできることは決まっているのですが、自分のマシンが要件を満たしているかどうかのチェックハードルが、以前のWindows 7/8時代にWindows 10へ無償アップグレードできたときとは異なり、限りなく狭き門なのです!
そこで、このほどMicrosoft(マイクロソフト)は、来月5日のWindows 11リリースと同時に、速攻でアップグレード対象となるモデルを公式に発表。まずはここで発表された対象モデル向けに、随時アップグレードのお知らせが届き、Windows 11への正規アップグレードが可能となるみたいですね。
・Acer Swift 5
・Acer Swift X
・Asus Zenbook Flip 13 OLED
・Asus Zenbook 14
・Alienware X15
・Alienware X17
・Dell XPS 13
・HP Spectre x360 14
・HP Envy x360 15
・Lenovo Yoga 7
・Lenovo Yoga Slim 7i Pro
・Samsung Galaxy Book Pro
・Samsung Galaxy Book Pro 360
・Surface Pro 7
・Surface Laptop 4
えっ、たったこれだけなの? 思わずため息が漏れそうな、本当に狭き門です。このなかに自分が使っているマシンがあった人は、ある意味でラッキーなのかもしれません。もちろん、これは最初にアップグレード対象と認定されたモデルなので、ほかにも要件を満たすマシンは続々と出てくるはず。でも、意外とスタートダッシュで使い始める広き道は、Windows 11が初めから搭載されたマシンを購入することだったりするのかもしれません。
たとえ上記の15機種のユーザーであっても、いつも使っているソフトウェアが対応していなかったり、Windows 10環境のまま使い続けなければならない理由があり、すぐにはアップグレードの決断を下さないユーザーだっておられることでしょう。なにはともあれ、現在のWindows 10マシンがサポートされるのは、2025年10月14日までとのことです。いやまぁ、急にWindows 10ユーザーにとっては、お尻に火がついてしまう状況がスタートするわけですね。あと4年で使えなくなるだなんて、きっとあっという間でしょうから~。