iPadOSの特徴となる機能10選。iOSとのちがいがよくわかります

iPadOSの特徴となる機能10選。iOSとのちがいがよくわかります

iPadはもっぱらゲームと動画鑑賞にしか使っていないワタクシですが…。

なんでも、iOS 11からiPadでしか使えない機能が登場し、今やiPadで走るオペレーティングシステムは専用のiPadOSに。まったく別のOSになっているとか。このiPadOS(連続性の関係で、バージョンは13から始まりますが)のデビューを記念して、本日はiPhoneにはない、iPadだけのすばらしい機能を紹介します。

1. ホーム画面にウィジェットを追加できる

iPadOSがAndroidになった!という雰囲気。ホーム画面の最初のページを右方向にスワイプすると出てくるのが「今日の表示」ウィジェット。このウィジェット、「設定」の「画面表示と明るさ」タブにある「ホーム画面のレイアウト」の下のスイッチをオンにするだけで、そこにそのままずっと表示しておくこともできるのです。

iPadOSでは、iPadのディスプレイ全体をうまく活用できるように、ホーム画面に表示されるアイコンのサイズを変えられます。アイコンを大きくするには、「ホーム画面のレイアウト」で「大きく」を、小さくするには「多く」を選択してください。「大きく」モードでは、「今日の表示」ウィジェットをホーム画面に固定できませんが、右方向にスワイプすればすぐに出てきます。

2. iPadをMacのセカンドディスプレイとして使える

macOS Catalinaが実行されているMacで、iPadOSと新機能のSidecar、さらにTouch Barを組み合わせれば、iPadが2つめの有線または無線ディスプレイに早変わり。Sidecarモードでは、トラックパッドやマウスの代わりにApple Pencilを使うことだってできます。Sidecarを起動するには、iPadとMacどうしを直結するか、同じWi-Fiネットワークに接続し、macOSメニューからAirPlayデバイスのリストを開くのがいちばん簡単です。

3. Dockを操作の拠点にできる

Dockとは、Mac風のナビゲーションバー。ここからアプリを起動したり、iPadOSのさまざまなマルチタスクオプションにアクセスしたりできます。iPadOS以前からある機能ですが、それでも、最高のiPadオンリー機能に数えられることは間違いありません。

アプリのアイコンを長押しし、「Appを並べ替える」を選択して、画面の一番下までドラッグすれば、そのアイコンがDockに固定されます。Dockは、通常、ホーム画面に表示されていますが、アプリを開いたりすると見えなくなることも。そんなときは、画面の下端から上にひょいとスワイプしてください。すぐに戻ってきます。

iPadOSでも、アプリアイコンのフォルダーが作れます。いつもホーム画面でやっているように、アプリをドラッグして、同じフォルダーに入れたいアプリの上に重ねるだけです。

4. アプリをSplit Viewで開ける

Dockは、Split Viewでも重要な役割を果たします。たとえば、メールアプリを開いた状態で、DockにあるSafariのアイコンを長押ししたまま、ディスプレイの左または右端までドラッグしてみてください。Safariが開き、メールと並んで表示されます。真ん中にある黒いバーを左右にドラッグすると、表示の割合を自由に変えられます。

マルチウィンドウへの対応を始めたのが、メモやメール、Safariなどのアプリ。試しに、メモ/メール/Safariを開いた状態で、別のメモ/メールの会話/タブを画面の端にドラッグしてみてください。Split Viewが現れます。たとえば、同時に2つのWebページを確認したい場合に便利です。

5. Slide Overでアプリを開ける

iPadOSでは、Slide Overにマルチタスク機能が加わりました。アプリが開いている状態で、Slide OverしたいアプリをDockで長押しし、画面の端に寄りすぎない程度に右または左にドラッグすると、SlideOverモードになり、サイドバーが開きます。ここまでは前と同じ。では、Slide Overで表示されたサイドバーの一番下にある黒い横棒を上にスワイプしてみてください。最近、このモードで使用したアプリがすべて表示されます。この横棒を右または左にスワイプすると、最後と最後から2番目に使ったSlide Overアプリを簡単に切り替えられます。

iPadOSの特徴となる機能10選。iOSとのちがいがよくわかります

6. ドラッグ&ドロップできる

マルチウィンドウにして、アプリを隣り合わせに表示したら――目を細めてみてください。ノートパソコンを使っているみたいでしょう――アプリからアプリへ画像やリンクをコピーしたくなりますよね。できます。目的のファイルやリンクを長押しして、ドラッグし、コピー先のアプリへドロップしてください。

7. キーボードを移動できる

せっかくマルチディスプレイやSlide Overで画面がすっきり、効率的になってきたのに、いざ文字を入力しようとしたら、キーボードが大きくてちょっと…大丈夫。iPadOSでは、キーボードをつまんで小さくして、ドラッグして、画面の好きな場所に配置できます。2本指のピンチイン(つまむ)ジェスチャでキーボードを動かせる状態にし、2本指のまま(または一番下にあるグレーの横棒を)ドラッグして、好きな位置に移動します。キーボードを元のサイズと位置に戻すには、2本指のピンチアウト(広げる)ジェスチャを。

8. カラムビューでファイルをブラウズできる

iPadOSの「ファイル」アプリは、iPhoneの同じアプリよりもたくさんの表示タイプをサポートしています。ファイルを開き、画面の右側を下にドラッグしてみてください。アイコン、リスト、カラムの3つの表示ボタンが現れます。右端のカラム表示は、フォルダの中にフォルダが入っていて、さらにそのフォルダにもフォルダが…と入れ子になっている場合の検索に便利です。

また、カラム表示で、画像ファイルや文書ファイルなどを選択すると、アプリの右端にプレビューウィンドウが開きます。プレビューに対応したファイルの中には、画像を回転する、コメントをつけるなど、プレビューウィンドウで多少のファイル操作ができるものもあります。

9. デフォルトでデスクトップサイトをブラウズできる

ノートパソコンを使用することとiPadを使用することの最大の違いは、iPadでは、デスクトップとまったく同じWeb体験ができるわけではないということでした。これをどうにかしようと考えて、Appleは、iPadOSのSafariをデフォルトでデスクトップモードにしました。

完璧…とは言えません(Appleは、iPadOS Safariでデスクトップサイトの見栄えが良くなるようにこっそり裏ワザを使っていますし、一部のサイトでは、マウスなどのポインティングデバイスのないことが非常に残念に感じられます)。でも、Google DocsやWordPressのようなサイトではうまく使えます。

10. Apple Pencilが使える

iPadでは、超精密、超高感度のスタイラスとして、Apple Pencilを使えます。残念ながらiPhoneではまだ使えません。

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