最近スマートフォンのデザインはディスプレイの方に注目が移りがちでしたが、やはり独自性が出せて顔と呼べるのは背面です。色や素材、形状など、各メーカーによってそれは大きく異なります。
そんな見た目の主役とも言える背面ですが、日本市場を見ると、強化ガラスにグラデーション加工が施された、P20Proのようなラグジュアリーデザインがトレンドと言えます。海外でも少し早めではありますが同じような流れがあり、似たようなモデルが多数存在します。
しかし、最高スペックラインのフラッグシップモデルには、トレンドのラグジュアリーデザインを超えた、最新デザインが存在します。それが『スケルトンデザイン』です。スケルトンデザインと言えばひと昔前にAppleが発売した『G3』が頭に浮かびます。
G3はその斬新な見た目から、それまではビジネスシーンや一部のマニアに使われることが多かったパソコンの客層を、機械に疎い女性にまで広げることに成功しました。
スマートフォンはすでに一般的に広く認知されていて、ガラケーからの過渡期はすでに終えようしています。ですから、G3が発売された頃とは状況が明らかに違います。しかし、逆に動きづらい新たな客層を取り込むには、やはりスケルトンデザインのような斬新なデザインが必要とも考えられます。
スケルトンデザインのフラッグシップモデルとしてリリースされているのはHTCの『U12 + トランスルーセントブルー』とXiaomiの『Mi 8 Explorer』です。
微妙に内部が見える程度でスケルトン具合は少し弱めです。しかしその微妙に見えるところが、逆にオシャレを演出してくれるかもしれません。日本発売も開始されているので少しお金を出せば簡単に手に入ります。
結構がっつり透けて見えます。この透けている部分が実物なのか、ダミーであるのか一部で物議を醸していますが、実際のところは分解してみないと分かりませんね。どちらにしても格好良いにかわりはないです。
それともう一台忘れてました。花火の様に一瞬で散ってしまったFire fox OS搭載の希少なスマートフォン『Fx0』もスケルトンデザインです。
暗い場所では内部が光って見えるなど、随所に遊び心が散りばめられていたFx0。OSがFire foxじゃ無かったらと悔やまれるところ。あとは2015年リリースなので、内部の基盤デザインがちょっとダサいですね・・・。それと上記2機種がガラス製で高級感が高いのに対し、Fx0はプラ製。
ご覧の様に、Android端末(及びFire fox 端末)にはスケルトンデザインが存在します。今買っておけば、まわりの注目を集め、トレンドに敏感な人にも自慢できることは間違いありません。
さて、ここで気になるのがiPhoneです。iPhoneにはスケルトンデザインのラインナップは存在しません。今後何かのサプライズで登場する機会があるかもしれませんが、あまり期待はできません。
しかしガッカリすることはありません。iPhoneには、iPhoneをスケルトンデザインに変身させることの出来るケースが存在します。しかもそのデザインは、元祖スケルトンデザインの『G3』がモチーフに。カラーバリエーションも豊富で、トレンド感では上記のAndroid端末をはるかに上回ります。
iPhoneのリンゴマークが透けて見えるところも良いですね。このデザインを考えたデザイナーは本当にすごいと思います・・・。内側までかなり凝っているデザインなので、お値段は4〜5000円程度と若干お高め。それでも普通に考えれば、使用頻度は靴やカバン以上。ファッションやトレンドに気を使っている人にこそオススメしたい、究極のケースです。