auから発売されたファーウェイ・ジャパン製スマートフォン「HUAWEI P20 lite HWV32」は、5.8インチの大画面液晶を採用しながらコンパクトで持ちやすいデザインを実現した注目の1台。今回は実際に操作した感覚や、基本的な性能や設定項目、ダブルレンズカメラによる多彩なカメラ機能などをチェックしてみました。
HUAWEI P20 lite HWV32(以下、P20 lite)を箱から取り出して、まず感じたイメージは「意外と小さい」です。筆者は、P20 liteの前モデルといえるHUAWEI P10 lite(SIMフリー版)を使っていたこともあり、5.8インチは持ちにくそうだな、と思っていました(P10 Liteは5.2インチ)。
ところが、P20 liteを持ってみると、すんなりと手になじみます。画面は確かに大きいのですが、ベゼルがこれでもかといわんばかりに削られているため、P10 Liteと同じ感覚で持てました。重量も145gと軽く、人によって異なるとは思いますが、片手でもスムーズに操作できました。画面上部はノッチデザインとなっており、より画面占有率が高く感じられます。
背面には、ダブルレンズのメインカメラと指紋センサーがあります。指紋センサーは片手で持ったときに指を当てやすいところに配置されており、この辺りの細かな調整が全体的な使い勝手のよさにつながっていると感じられます。
手ごろな値段のミドルレンジクラスでありながら、ダブルレンズを採用して充実のカメラ機能を搭載しているのがP20 liteの大きな魅力といえますが、背面のロゴやメーカー名なども横向きです。つまり、横持ちで撮影するときに見栄えするようなデザインになっており、カメラ機能への自信がうかがえます。
外観を全体的にチェックしていくと、右側面に電源キーと音量キー、底面にヘッドホン端子とUSB Type-C端子を配置した、シンプルで使い勝手のよいデザインになっていることがわかります。個人的には、ケーブルの向きを気にしなくていいUSB Type-C端子や、最近の端末では省かれることも多いヘッドホン端子の搭載は高ポイント。単に先進機能を盛り込むのではなく、使い勝手を考慮した設計になっており、実用性の高い端末に仕上がっていると感じました。