年内最強のコスパモデルに?
iPhoneに比べると、中国メーカーのAndroidスマートフォンは安いだなんて、過去の話になってきましたよね。とりわけ、いまや世界ナンバー1のSamsung(サムスン)に迫る勢いかというHuawei(ファーウェイ)からは、ハイエンドモデルにふさわしいMate 20シリーズがリリースされましたが、そのお値段は10万円を下らない、まさに価格もハイエンドに。ほしくても、そう簡単には手が出せない、魅力あふれるAndroidスマホが増えてきたのも事実でしょう。
ところが、このほどHuaweiスマホのサブブランドとなるHonorが、来週発表される「Honor Magic 2」のオフィシャル動画などを先行公開したことが、THE Vergeによって伝えられています。すでに今夏のIFAで明かされたように、ノッチが消えるスライド式のデザインになるのは予告どおりで、ハイエンドモデルでは主流となってきた3眼カメラも備わっていますよ。ちなみにHonorブランドの最大の特徴は、ほぼフラッグシップモデルのPシリーズなどと近いスペックをそろえつつ、その何割も安い値段で、非常に優れたコストパフォーマンスの新製品を送り込んできたことにあります。
Kirin 980は搭載されるのか
正式アナウンスは、今月31日に北京で開催される発表会が待たれますけど、これまでのリークでもっとも気になるのは、なんと最新のKirin 980プロセッサが搭載される点です。これって、実はiPhone XSに搭載されているA12 Bionicプロセッサに匹敵するパフォーマンスだって呼び声まで高いんですよね! 最低でも10万円超となるMate 20シリーズくらいにしか採用されていないKirin 980が、それより数万円は安いであろうHonor Magic 2のシブいデザインで手に入れられるようになったら…。なんだかインパクト大の位置づけとなりそうですよ。
過去のHonorシリーズは、プロセッサやデザインでハイエンドモデルに近い仕上げでありつつ、カメラレンズだけがLeica製ではないといった仕様で高いコストパフォーマンスの実現を図ってきていました。ほぼP20 Proと同じようなデザインで、Mate 20と同じ高性能プロセッサを搭載しつつ、それでいて高価格ではなさそうなHonor Magic 2。Leicaレンズこそ非採用でも、AI処理での美しい撮影には十分対応してくるはずなので、そこにこだわらないユーザーにとっては、満足度も大きいのではないでしょうか。日本国内で、格安SIMとセット販売されてきたりしたら最高なんですけどね~。
Source: The Verge