カメラの性能調査で知られる企業「DxOMark」は、Pixel 3とiPhone XRの評価結果を発表している。ともに点数は101点で、現在トップで109点のHUAWEI P20 Proを始め、105点のiPhone XS Max、103点のGalaxy Note9、102点のHUAWEI P20など、マルチカメラのハイエンド機には届かない結果となっている。
DxOMarkによるPixel 3のカメラ評価は「シングルカメラ機としては最高峰」という評価。端末価格的にはハイエンド級だけに、この評価はどう判断する?
まずはPixel 3。1/2.55型(ピクセルサイズは1.4μm)の12.2メガセンサーをシングルで搭載。ソフトウェアによるデジタル高画質ズームやボケ味を売りにしている。
同機について、シングルカメラ端末としては、(後述するiPhone XRと並んで)ベストなカメラであり、AFは高速で、フラッシュもオールラウンドで高い性能を示しているとする。
露出やコントラストについては、明部ではiPhone XSと比べても高い性能を示しているが、逆に暗部では若干精細さを失うとする。色味でも、外での写真で青み、暗い室内でピンク系の色被りを指摘されている。ズームやボケ味については、Pixel 2からの進化は大きく、シングル機の中では図抜けているというもの。結論も同様で、マルチカメラのフラグシップにはまだかなわないが、それに続く位置という判断だ。
一方のiPhone XRもよく似た評価となっており、シングルカメラではトップレベルとする。ただ、ソフトウェアによる人物撮影時のポートレートモードでの背景ボケでは、明るさが足らない場面で難有りとするほか、背景のボケ味もPhotoshopライクとやや厳しい評価だった。
詳しい内容については、DxOMarkの該当記事で確認してほしい(https://www.dxomark.com/google-pixel3-camera-review/、https://www.dxomark.com/apple-iphone-xr-camera-review/)。