5G対応「Galaxy S10 5G」発表、スリムなデザイン、3D深度カメラ搭載

5G対応「Galaxy S10 5G」発表、スリムなデザイン、3D深度カメラ搭載

Samsung Electronicsは2月20日 (米国時間)、米サンフランシスコで開催した製品発表イベント「Samsung Galaxy UNPACKED 2019」において、次世代の移動通信システムである5Gに対応するフラッグシップスマートフォン「Galaxy S10 5G」を発表した。イベントで発売時期には言及しなかったが、韓国のKTやSK Telecom、米国のAT&T、Verizon、Sprint、欧州のOrange、Deutsche Telekom、Vodafoneといった通信キャリアとのパートナーシップを明らかにした。

5G対応「Galaxy S10 5G」発表、スリムなデザイン、3D深度カメラ搭載

5Gによってコミュニケーションやエンターテインメントが変わり、AR (拡張現実)といった新しい用途も開けると期待されているが、次世代の通信方式へと移る時期に、そうした特徴を活かせるように余裕を持たせた端末はサイズが大きくなってしまう。Galaxy S10 5GもS10シリーズで最大の4,500mAhのバッテリーを内蔵する。だが、本体サイズは77.1×162.6×7.94ミリ、重量198グラムと、「Galaxy S10+」とほぼ同じサイズにまとめた。

主なスペックは「Galaxy S10」「Galaxy S10+」と同等だが、最大の違いは背面のトリプルカメラ (超広角/広角/望遠)と前面のセルフィーカメラに深度を読み取る3D Depthカメラが組み合わせられていること。それによってビデオ撮影時に背景ボケをリアルタイムで加えるといったことが可能になる。ARの可能性も広がる。他の違いは、ディスプレイがGalaxy S10シリーズで最大の6.7インチ、19:9の Dynamic AMOLED (505ppi)。RAMが8GBのみ、ストレージは256GBのみで、microSDカードは使えない。また、SIMがシングルのみとなっている。

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