デュアルカメラとAIビューティー技術でカメラが楽しい、OPPO「R11s」

デュアルカメラとAIビューティー技術でカメラが楽しい、OPPO「R11s」

スマートフォンをはじめとする通信機能を持つデバイスは、国と地域によって、周波数帯などの通信仕様が異なる。その上、SIMロックフリー端末を中心としたオープン市場に製品を投入するか、それぞれの地域の携帯電話事業者やMVNO各社に供給するか、販売戦略の違いもあって、グローバル市場で実績を持ちながら、国と地域によって、参入していないメーカーも数多くある。

日本市場において、そんなまだ見ぬメーカーのひとつが中国の「OPPO」だ。OPPOは2004年に中国で設立された電器メーカーで、2008年からフィーチャーフォンで携帯電話事業に参入し、2011年からスマートフォンを手がけている。アジア各国に旅行や出張などで出かけたことがある人なら、OPPOの広告を見かけたことがあるかもしれない。筆者自身も過去に何度となく、駅などに掲げられた広告やショッピングモールなどで行なわれているプロモーションなどを目にした。

デュアルカメラとAIビューティー技術でカメラが楽しい、OPPO「R11s」

中国には、すでに日本市場に参入しているメーカーも含め、数多くの端末メーカーが存在するが、OPPOは2016年に「カメラフォン」のビジョンを発表するなど、モバイルカメラの技術に注力してきたことで知られる。出荷台数についてもCounterpoint社に調査によれば、2017年第3四半期に、アジアで1位、グローバルで4位のポジションに付けるなど、着実にシェアを拡大している。

そして、いよいよ今年1月、OPPOがいよいよ日本市場に参入することが発表された。昨年、日本法人が設立されたことが一部で話題になり、まもなく参入するだろうと予想されていたが、1月22日、正式に発表され、1月31日には新製品発表会で第一弾端末「R11s」がお披露目された。

今回、日本向けでモデルとして発表された「R11s」は、同社のフラッグシップに位置付けられるモデルになる。グローバル向けではディスプレイがもうひと回り大きい6.43インチディスプレイを搭載した「R11s Plus」も販売されているが、日本向けは「R11s」の1機種のみからスタートすることになった。ちなみに、OPPOではRシリーズのほかに、FシリーズやAシリーズ、Nシリーズなど、仕様や価格帯の異なるモデルを数多く展開しており、日本市場の反響次第では、今後、これらのモデルも投入されることになるかもしれない。

また、今回発売されるR11sは、今のところ、家電量販店などを通じて販売される予定で、MVNO各社での採用などは原稿執筆時点で明らかにされていない。ただ、日本市場に新たに参入するという話題性もあるだけに、今後、MVNO各社などからも販売されることがあるかもしれない。