ファーウェイ・ジャパンが発表したSIMフリースマホ「HUAWEI nova 3」(以下、nova 3)、同じ日に発表されたスポーツリストバンド「HUAWEI Band 3 Pro」とともに、発表会のハンズオンからファーストインプレッションをお届けします。
nova 3は、前面と背面に合わせて4つのレンズを備えたAIカメラが大きな特徴です。NTTドコモ、au、ソフトバンクのネットワークに対応します。発売は10月5日で、推定市場価格は54,800円(税別)です。
これまでファーウェイでは、流行に敏感な若者をターゲットにnovaシリーズを展開してきました。nova 3も、スマホを通じてエンターテインメントを楽しんでいる若年層に向けた製品。SNSや動画、ゲームに特化した機能が盛り込まれています。
まずは、外観から紹介していきましょう。ディスプレイは約6.3インチのFHD+(2,340×1,080ドット)TFTを採用。『6.3インチ=相当大きい』というイメージを抱きますが、実際に手にしてみると、タブレットのように大型というわけではありません。その理由は、画面の比率にありました。
nova 3は、画面のアスペクト比が19.5:9となっており『とにかく縦に長い』のです。重さが割と軽量(約166g)な点も、大きさを感じさせない理由に一役買っています。ちなみに本体サイズは、約157(H)×73.7(W)×7.3mm(D)。5.8インチの「iPhone XS」は約143.6(H)×70.9(W)×7.7mm(D)、重さは約177gですから、iPhone XSより横幅が3mm大きく、重さは11gも軽い。けれど6.3インチの大画面を実現できているわけです。
カラバリは、アイリスパープルとブラックの2色で展開します。背面は3D加工による美しい仕上がり。特にアイリスパープルは見る角度によって表情が変わる趣向で、2層の高屈折率フィルムによる美しいグラデーションが楽しめます。だから、スマホカバーで隠したくない。いっそのことカバーを装着しないで使うか、あるいは透明な背面カバーを購入すると良いでしょう。
注目しておきたいのは、NTTレゾナントが運営する「gooSimseller」のみ、限定カラーのレッドも用意していること。鮮やかなレッドが美しい仕上がりのため、若い女性を中心に人気が出そうです。