スマートフォンやタブレット、Windows PCなど、ファーウェイの魅力的な製品を詳しくレビューしている「ファーウェイ通信」。今回は、auからリリースされたスマートフォン「HUAWEI nova 2」を紹介する。お手頃価格で入手できる端末ながら、約2000万画素のセンサーを搭載したサブカメラなど、注目ポイントを中心に紹介していく。
auから発売されたファーウェイ製スマホ「HUAWEI nova 2」。インカメラが2000万画素と自撮り向きの仕様に注目だ
世界シェア3位のファーウェイSIMフリースマホに続いて、auからもついに端末が登場
スマートフォン市場において、国内・海外の両方で存在感を高めているファーウェイ。国内ではSIMフリースマホを中心に豊富なラインアップで人気が高いが、ついに主要キャリアからもリリースされることになった。それがauとUQ Mobileから発売されたばかりのHUAWEI nova 2となる。本記事では、この端末の魅力について詳しく見ていくわけだが、これまで主にキャリアのスマホを使ってきた人は、ファーウェイと聞いてもピンと来ない人もいるかもしれない。簡単におさらいしておこう。
インカメラが強力な本機だが、アウトカメラもダブルレンズ。外観もお手頃価格の端末とは思えない高級感を持つ
まずは世界におけるファーウェイのポジションについて。ファーウェイのスマートフォンの世界出荷台数は年間1億台以上(2016年実績では1億3900万台)で、世界シェアは第3位となっている。その好調の理由はハイエンド機を中心にブランドが確立されてきたこと。「HUAWEI P10」「HUAWEI Mate 10」といったモデルでは、Leicaダブルレンズカメラなど特徴的な機能を搭載し、国内外問わずに評価が高い。
ファーウェイの製品はスマホだけではない。通信事業者向けの基地局インフラなどに加え、個人向けならモバイルルーターと、知らないうちに使っていたというケースも多いはずだ。またスマホでも国内のSIMフリースマホ市場ではトップを占めている。
代表的な製品も紹介しておこう。前述の「HUAWEI Mate 10 Pro」は最新ハイエンド端末で、老舗カメラメーカーのLeicaとコラボしたダブルレンズカメラやAI演算に特化したプロセッサーを内蔵するSoCなど、先進的なスペックを誇り、昨年12月の発売直後には量販店などで品薄になるほどの人気を集めている。
販売数という意味でトップなのがミドルクラスの「HUAWEI P10 lite」だ。税抜2万円台という価格でありながら、洗練されたデザインと日常使用には十分以上の性能を実現している。
ファーウェイの人気モデルである「HUAWEI Mate 10 Pro」(左)と「HUAWEI P10 lite」(右)
今回紹介するHUAWEI nova 2は、昨年2月にSIMフリースマホとして発売された「HUAWEI nova」の後継モデル。“nova”は英語で「新星」の意味があるとともに、ファーウェイのDNAとなっている“Innovation”も語源としているという。国内外のSIMフリースマホ市場で躍進を続けるファーウェイ製スマホが、日本のキャリアから主に活力あふれる若者に向けて発売するモデルというわけだ。