ミッドレンジの5Gスマホ「HUAWEI P40 lite 5G」
6月2日、ファーウェイ・ジャパンはスマートフォンやタブレット、PCなどの新製品を一挙発表しました。政府による緊急事態宣言の解除を受け、安全に配慮した形で製品の体験会も開かれました。
ただし、今回からミッドレンジスマホやタブレットについてもグーグルのモバイルサービス(GMS)が非搭載になったことで、苦しい展開が予想されます。
■「P lite」シリーズ初の5Gモデルが登場
ファーウェイのミッドレンジ「HUAWEI P lite」シリーズは、「HUAWEI P30 lite」が国内でベストセラーになるなど、同社を代表する売れ筋モデルとなっています。
これに続く新モデル「HUAWEI P40 lite 5G」は、HUAWEI P liteシリーズとして初めて5Gに対応。ハイエンドが先行してきた国内5Gスマホですが、税別3万9800円という手頃な価格帯に投入してきました。
ただ、気になるのはエリアが限られる5Gよりも、ほとんどの人に影響するアプリ対応でしょう。この世代からグーグルのモバイルサービス(GMS)は非搭載になり、Google Playストアからアプリが入手できなくなりました。
HUAWEI P40 lite 5G
ミッドレンジながら5Gに対応したが、GMS非搭載となった
ファーウェイは5月末にGMS搭載の「HUAWEI nova lite 3+」を発売したものの、これはHUAWEI nova lite 3のストレージ容量を増やした派生モデルという位置付けです。最近のファーウェイはこうした手法を用いてGMS搭載機を「延命」してきました。
ただ、こうした延命をいつまでも続けるわけにはいかず、ついにミッドレンジスマホにおいても、GMS非搭載機の発売に踏み切る形になりました。