「ゲームPC強化のワザ」指南、測定からパーツ選びまで
~新年度に買う「全てをすますPC」はコレ!(後編)~

「ゲームPC強化のワザ」指南、測定からパーツ選びまで ~新年度に買う「全てをすますPC」はコレ!(後編)~

今回の組み立てに際し用意したPCパーツは、CPUがIntel「Core i3-4340」、ビデオカードがASUSTeK「STRIX-GTX750TI-OC-2GD5」、マザーボードがASUSTeK「H97M-E」という3つ。

「ゲームPC強化のワザ」指南、測定からパーツ選びまで
~新年度に買う「全てをすますPC」はコレ!(後編)~

前回紹介したプランで言えば「インディ/同人ゲーム」向け構成に近いが、設定次第ではMMORPGや軽めのゲームなども十分遊べる、という構成だ。実際にPCを組む場合、ほかにもケース、電源、ストレージやメモリなどが必要だが、それらは前回提示した組み立てプランを参考に選んで欲しい。

CPU:IntelCore i3-4340Intelの第4世代CoreマイクロアーキテクチャベースのデュアルコアCPU。デュアルコアではあるが、Hyper-Threading Technologyによって4スレッドの同時実行が可能となっている。また、動作クロックが3.6GHzと高めに設定されているため、シングルスレッド性能には期待が持てるマザーボード:ASUSTeKH97M-E(Intel H97、microATX)ATXよりも少しコンパクト、microATXサイズのマザーボードだ。ポジション的には、ASUSTeKのIntel H97搭載マザーボードの中でもミドルレンジ~エントリークラスになり、コストパフォーマンスに優れている。とはいえ、Intel H97の機能を網羅しており、最新のストレージ向け規格である「M.2スロット」も装備、高品質なオーディオ機能「Crystal Sound 2」にも対応する。上位モデルとの違いは、Serial ATAのポート数や、映像出力端子でDisplayPortをサポートしていないところなどだ。ビデオカード:ASUSTeKSTRIX-GTX750TI-OC-2GD5(NVIDIA GeForce GTX 750 Ti)NVIDIA GeForce GTX 750 Tiを搭載するミドルレンジビデオカード。GPU温度が50℃を越えたときのみファンを回転、以下では回転を停止する設計により、2D使用時や3Dでも低負荷な処理では「ゼロノイズ」を実現する。GPUに直接ヒートパイプを接触させ、熱輸送の効率化を狙った「DirectCU II」クーラーは放熱効果が高く、搭載する2基のファンは回転時でも静かだ。同時に、基板上のコンデンサやチョークコイルなども、高耐久、高品質の部品を採用している。ベンチマーク台に載せた状態。実際にはこれに電源やストレージ、メモリを取り付けて動作させる

ちなみに、今回の組み立ては、いわゆる「バラック」である。

筆者のようなライターが複数の構成でベンチマークをするような場合、いちいちケースに出し入れしていては時間がかかるため、いわゆる「ベンチマーク台」に載せて検証するわけだ。

もっとも、普通に組み立てる場合でも、ケースに収める前に「仮組み」し、動作確認を済ませておけば手間がない。そういう意味で、「まずはバラックで組む」というのも自作PCのワザのひとつである。