HUAWEI MateBook 13は、コンパクトでハイパフォーマンスを実現しながら、9万円代というコストパフォーマンスに優れた製品だ。同社のノートPCであるHUAWEI MateBookシリーズでは、上位モデルとして「HUAWEI MateBook X Pro」が用意されている。
HUAWEI MateBook 13(左)と上位モデルのHUAWEI MateBook X Pro
HUAWEI MateBook 13とHUAWEI MateBook X Pro両機のスペック上の違い
HUAWEI MateBook X Proは、第8世代Core i7-8550UまたはCore i5-8250Uを搭載したモデルがあり、メモリーはそれぞれ16GBと8GB、ストレージは512GBと256GB SSD、さらにCore i7モデルにはdGPUとしてGeForce MX150を搭載している。
HUAWEI MateBook X Pro。これは私物のCore i7搭載の上位モデル
ディスプレーは13.9型で解像度は3000×2000ドット。画面占有率は約91%、コントラスト比は1500:1、最大輝度は450ニット、色域はsRGB 100%でタッチパネルも搭載している。
HUAWEI MateBook 13は、CPUが第8世代Core i7-8565UまたはCore i5-8265U、メモリー8GB、ストレージは512GBまたは256GB SSD、GPUは統合GPUのみ。ディスプレーは13型で2160×1440ドット、コントラスト比1000:1、輝度300ニット、色域はsRGB 100%でタッチパネルは非搭載となる。
HUAWEI MateBook 13。ディスプレーサイズがやや小さい
主なスペック比較 | ||||
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HUAWEI MateBook X Pro | HUAWEI MateBook 13 | |||
CPU | Core i7-8550U | Core i5-8250U | Core i7-8565U | Core i5-8265U |
メモリー | 16GB | 8GB | 8GB | |
ストレージ(SSD) | 512GB | 256GB | 512GB | 256GB |
GPU | GeForce MX150 | 内蔵GPU | 内蔵GPU | |
ディスプレー | 13.9インチ | 13インチ | ||
解像度 | 3000×2000ドット | 2160×1440ドット | ||
画面占有率 | 約91% | 約88% | ||
コントラスト比 | 1500:1 | 1000:1 | ||
最大輝度 | 450ニット | 300ニット | ||
色域 | sRGB 100% | sRGB 100% | ||
タッチパネル | 搭載 | 非搭載 |
こうしてスペックを並べて比較してみると、やぱりHUAWEI MateBook X ProはHUAWEI MateBook 13より一段階上という感じだ。ただし、販売価格は上位モデルで19万円を超えており、HUAWEI MateBook 13と比べて高額なPCだ。ハイエンドにふさわしいスペックと価格を備えているのがHUAWEI MateBook X Proであり、逆に言えば、ハイエンドな作業が必要なユーザーにとっては選択すべき製品だといえるだろう。
どちらも電源ボタンの配置やタッチパッドのサイズなどは共通している
ただ、HUAWEI MateBook 13は発売時期の関係でCPUが少し新しくなっていることもあり、HUAWEI MateBook X Proの下位モデルとHUAWEI MateBook 13の上位モデルのCPUはほぼ同レベルの性能であり、メモリー、ストレージ容量は同等。こうしてみると、dGPU、メモリー16GB、ストレージ512GBの上位モデルを選択するのでなければ、HUAWEI MateBook 13でもあまり大きな違いはないという言い方もできそうだ。
HUAWEI MateBook 13とHUAWEI MateBook X Proのディスプレーは、後者の方が狭額縁なので、全体的な大きさの差が抑えられている
本体サイズはHUAWEI MateBook13のほうが若干コンパクト決定的なのは価格差
そのほかに違いとしてあげられるのは本体サイズだ。HUAWEI MateBook X Proは約304×217×14.6mm、約1.33kg。対するHUAWEI MateBook 13は約286×211×14.9mm、約1.28kg。こうしてみると、やや大きなディスプレーを搭載する割に、HUAWEI MateBook X Proとのサイズの違いは小さい。これは、ディスプレーサイズに対して画面占有率が高いおかげだろう。
さらにHUAWEI MateBook X Proは左側面にUSB Type-Cポートを2つ、右側面にUSB Type-Aポートを1つ備えていて、拡張性も高められている。それに関わらず、本体厚は約0.3mm程度の差に収めている。
厚さを比較してみると、それほど差は大きくはないが、ディスプレー部の厚さがHUAWEI MateBook X Pro(下)の方が薄いようだ
重ねてみると、下に置いたHUAWEI MateBook X Proの方がややフットプリントが大きい
そうなると、HUAWEI MateBook X Proを選びたくなるかもしれない。しかし、ここで忘れてはならないのがその価格だ。HUAWEI MateBook X Proは上位モデルでは19万円を超える価格となっている。それに対して、HUAWEI MateBook 13だと上位モデルでも12万円程度だ。
この価格はHUAWEI MateBook X Proの下位モデルと比べてもなお安く、それであればディスプレーを除けばスペック的にも遜色がないレベルだ。
試用機材はHUAWEI MateBook 13の上位モデルではあるが、これまで使い続けてきて、Photoshopのような重量級のソフトを動かしていても十分なパフォーマンスを発揮してくれるし、もちろんOffice系のソフトも快適に動作することが分かった。
必要十分なパフォーマンスのHUAWEI MateBook 13とハイエンドなHUAWEI MateBook X Pro
とにかく毎日大量の写真や動画を処理するようなユーザーであれば、HUAWEI MateBook X Proを選択すべきだろう。高解像度・大画面ディスプレーもそうした用途では重要だし、パフォーマンスを重視するなら、HUAWEI MateBook X Proの、しかも上位モデルが必要だ。
それに対して、HUAWEI MateBook 13はオフィスや学校、家庭での一般的な作業が中心という使い方であれば、十分なパフォーマンスと手頃な価格を実現している。HUAWEI MateBook X Proにはない、Huawei ShareのOneHop機能も便利で、スマートフォンで撮影した写真などのデータを、ワンタッチで送信できる気軽さは手放せない。
大きな違いはないとは言え、わずかでもコンパクト、軽量なHUAWEI MateBook 13の方が持ち運びは容易になるので、そうした点も考慮したい。とにかく軽量コンパクトを求めているのであれば重要だろう。
HUAWEI MateBook 13は、どちらかといえば「一般ユース向け」のPCと言える。家庭での画像編集を含めてたいていの作業はHUAWEI MateBook 13で十分にこなせる。HUAWEI MateBook X Proは「プロフェッショナルユース向け」で、高度な動画編集をはじめ、よりパフォーマンスが必要な場合に選択すべきPCだ。自分の用途に応じて選択すると良さそうだが、どちらの機種を選んでも満足できるだろう。
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