対応コンテンツがもっと増えてくれることに期待。
WWDC 2020にて発表されたAirPods Pro向け新機能の空間オーディオ。この機能はAirPods Proだけでなく、昨年発売されたAirPods Maxにも対応し、新しい音楽体験をもたらしてくれます。
しかし、まだ空間オーディオを試したことがない方もいれば、どんな機能なの?とずっと不思議に思っていた方もいるかもしれません。そこで今回は、映画体験が変わるといっても過言ではない空間オーディオの機能や使い方について一緒におさらいしてみるとしましょう。
そもそも空間オーディオってなに?
空間オーディオとは、まるで映画館にいるようなサラウンド体験をAirPods ProまたはAirPods Maxが再現してくれる機能で、本格的なホームシアター用のスピーカーがなくても、前後、左右、さらには上からも音が聞こえてくるような体験ができます。また、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)、5.1ch、7.1chサラウンドにも対応しているので今まで以上に映画やドラマを楽しむことができるすごい機能なんです。
空間オーディオをオンにするには、AirPods ProまたはAirPods Maxを耳に装着した状態でiPhoneやiPadから「設定」>「Bluetooth」をタップします。接続中のAirPodsがリストに表示されたら、iボタンをタップして「空間オーディオ」をオンにしましょう。
(AirPodsが繋がっている状態であれば、コントロールセンターを開いて音量調節ボタンを長押しすることで、「空間オーディオ」のボタンが右下に表示されるので、そこからオンにすることもできます)。
対応デバイスも事前に確認しておきましょう
空間オーディオの設定は簡単ですが、AirPods ProやAirPods Maxを持っていても、iPhoneやiPadが対応していないと本機能が使えませんのでご注意を。
空間オーディオに対応するiPhoneおよびiPadは以下のモデルです。
・iPhone 7以降
・iPad 第6世代以降
・iPad Pro 第3世代以降
・iPad Air 第4世代以降
・iPad mini 第5世代以降
きっと誰だって映画やドラマは大画面で楽しみたいと思うはずなので、次のアップデートではApple TVも空間オーディオに対応してくれたら嬉しい限りなんですけどね…(現状では未対応)。
空間オーディオに対応したコンテンツはまだほんの一部
空間オーディオをオンにしたら、次は対応コンテンツを探す必要があります(と言っても、まだ日本ではApple TV+やiTunesの映画やドラマでしか試せません。つい先日にはNetflixが空間オーディオに対応するかもなんて話がありましたが…)。
iTunesでレンタルまたは購入した映画を空間オーディオを使って視聴するときには、事前にタイトル下に書かれている概要欄を確認しておきましょう。映画によっては対応画質(4KやDolby Vison)に加え、Dolby Atmosや5.1ch、7.1chなどの音声環境も明記されているのであらかじめ確認しておいた方が最大限に映画を楽しむことができます。
Appleが開発した新しい音楽体験の空間オーディオ。今後は映画やドラマだけでなく、ライブ映像やゲームなども対応してくれたら嬉しいですね!