炊飯器感覚で台所に置ける。
日々の暮らしで出てくる野菜の皮や切れ端、それにコーヒーかすや食べ残しを堆肥に変えるキッチン用品、「Lomi」がINDIEGOGOのクラウドファンディングで出資金を募っています。
面白いのは、これを使うとバイオプラスチックも分解できるという点。バイオプラ製品はいろいろあれど、買ってもどう循環させれば良いか分かりませんよね。ですが、これならそんな悩みも解決です。
このキャンペーンを行っているのは、世界で初めて生分解するスマホ用ケースを作ったPela社。「Lomi」の開発に3年かかったそうですが、自社製品にちゃんと責任を持っている姿勢が見受けられます。
3つのモードで堆肥を作ろう
操作はボタンひとつで行います。食べ残しや生ゴミだけを急いで80%堆肥化する「エクスプレス・モード」なら最短4時間、「バイオプラスチック・モード」なら10時間、「エコ・モード」なら20時間と、3種類のモードから選んで使います。中ではブレイドが回転し、最大3Lの生ゴミを、二酸化炭素と高熱と摩擦で堆肥にする仕組みになっているのだそうな。
音と臭いにも配慮
稼働中の音は冷蔵庫よりチョイうるさく、お風呂場の換気扇よりチョイ静かな45dBほど。そして気になる臭いは、裏側にある交換式の活性炭フィルターでシャットアウト。また使用後は、中のステンレス製バケツを食器洗浄機で洗え、清潔に保てるよう考えられています。
時代的にも必需品になりそう
「Lomi」はINDIEGOGOにて、早割が20%オフの399ドル(約4万3600円)で出資できるようになっています。執筆時は1万6140人から11,844%もの出資金を集めていたので、世界中の人たちが興味を持っているのが分かります。
使った人の感想がまだないので、どれくらいちゃんと堆肥ができるのか、または稼働時の臭いがどれほど抑えられるのかなどは不明です。とはいえゴミ箱に捨てると臭ってくる生ゴミは、これから気温が上がるとますます臭うようになり、小バエの発生にも繋がります。でもこれならそうした問題を解決しつつ、環境にも優しくなれますね。
Source: YouTube (1, 2), pela, INDIEGOGO via Fresh Gadgets