ROG RAMPAGE V EDITION 10は、Intel X99チップセットを搭載したE-ATXフォームファクタ(基板サイズ305×272mm)のマザーボード。
同社のゲーマー・オーバークロッカー向け製品シリーズである「R.O.G.(Republic of Gamers)」の10周年記念として発売された製品。シリーズ最初の製品は、2006年7月に登場したnForce 590 SLIチップセット搭載Socket AM2マザー「CROSSHAIR」で、以降はビデオカードや液晶ディスプレイなどの製品も発売されている。
CPUソケットは、LGA2011v3互換で同社独自のが採用。LGA2011v3に少数のピンを追加することで高電圧の供給を可能にしたもので、これによりオーバークロック時や高負荷時の安定性が高まるという。
このほか、カスタマイズ可能な発光機能「ROG Aura」や、普通のキーボードでマクロ機能が使えるようになる「KeyBot II」、OCの試行錯誤に役立つ「ReTryボタン」「Safe Bootボタン」、液体窒素などによる“極冷”向けの動作モード「LN2モード」など、多数のゲーム・OC向け機能が搭載。
また、5インチベイに装着できるUSB DAC・ヘッドホンアンプの「SupremeFX Hi-Fi」が付属。ESS製DAC「ES9018K2M」やTI製ヘッドホンアンプ「TPA6120A2」、Cirrus Logic製A/Dコンバータ「CS5361」などを採用し、32bit/384kHzまでのオーディオフォーマットに対応するほか、インピーダンス600Ωのヘッドホンを接続できるとしている。
前面にはヘッドホン端子(6.3mm、3.5mm各1基)、マイク/LINE IN端子(3.5mm)、ボリューム調節ダイヤルが装備。電源はビデオカード用の外部電源端子(6ピンPCIe)で供給する。
スロット数はPCIe x16×4、PCIe x4×1、PCIe x1×1、DIMM×8(DDR4-3333対応、最大128GB)。主な搭載機能・インターフェイスはGigabit Ethernet(2基、Intel I218-V+I211-AT)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0、6Gbps SATA(10基)、M.2、U.2、USB 3.1(Type-A、Type-C各2基、ASMedia製コントローラー)、USB 3.0/2.0、8チャンネルサウンド(SupremeFX)。
[撮影協力:ドスパラパーツ館とツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館]