いいじゃん、これ十分すごいよ!
ってなります。本日、Huawei(ファーウェイ)はP30シリーズの新製品や、周辺機器などを発表しました。その中の1機種、国内では初披露となった「Huawei P30」のハンズオンをお届けします。
端末としての違いは少ない? いや、触感からして違う
どうしても先に発表されている上位モデル「P30 Pro」と比べてしまいがちですが、きっと皆さんもそこが気になっているところですよねー。
ハードウェアは完璧だけどソフトウェアは挑戦的、そこにドキドキする。Huawei「P30 Pro」ハンズオン
いろんな意味で、すごくセクシー!ドコモの夏モデルとして登場する、Huaweiの「P30 Pro」。カメラがすごいスマホとして、ここ数年、そのトップ...
https://www.gizmodo.jp/2019/05/huawei-p30-pro-docomo.html
発表スライドを見ている限りは、レンズの違いがメインで、端末としてはそこまで違いは無いのかなぁ? と思っていたんですが、実際に握ってみたら…です。その印象は180度変わりました。
見た目はP30 Proと似ているんですが、一回り薄く幅も長さもコンパクトになっています。サイズ感的にも違いを感じるものの、握った時の感触がとにかく全然ベツモノ。なんだか、P30 Proの方が肌への食い込みを強く感じるのです。
左がP30で、右がP30 Pro、なるほど。こうして比べると、エッジの構造の違いがよくわかりますね。エッジの処理はP30の方が薄く、細くなっているため、握ったときに手に食い込む印象を受けるようです。
ちなみに、P30にはイヤホンジャックがあります。このハイエンドには無かったイヤホンジャックがエントリー〜ミドルモデルで復活する現象は何なんでしょうね。
エッジの処理などは違いますが、P30も画面の美しさは十分すぎるクオリティです。さすがOLEDという表現力。P30 Proと比べてしまうとベゼルの太さも気になるけど、比べなければ…うん。十分細いくていいじゃん!ってなると思いますよ。
広角〜30倍まで。ヒーロー張れちゃうレベルの3眼構成
メインカメラは3眼。広角:約4000万画素、超広角:約1600万画素、3倍望遠:約800万画素という構成です。P30 Proに搭載されている3次元情報を計測する「ToFカメラ」は搭載されていませんが、ポートレート撮影や夜間撮影といった撮影はこちらでも利用できます。
ポートレートか〜な〜り自然! AI専用プロセッサー(NPU)×2の効果を感じますね。ここまで撮れるならToFカメラ必要ないんじゃない? とさえ思えてしまいます。
ズーム倍率は広角〜望遠3倍、ハイブリッドで5倍、最大30倍となっています。P30 Proの50倍には負けますが、って30倍まででも十分さを感じますねー。というか比べる相手がバケモノすぎるだけで、これだけのズーム性能をスマホで実現出来ているって、けっこーヤバイ話だと思います。
撮影モードも一通り揃っていますし、P30 ProにできてP30ができないことって…逆に少ないんじゃないかな? 夜景? うん、大丈夫。こちらも手持ちで十分撮れます。
ちなみに、こちらが暗室手持ち撮影選手権の様子。左からP30 Pro、P30、P30 Lite、Pixel 3、iPhone XS Maxとなっています。参考までにお納めください。
価格がイマイチに感じてしまう、それはきっとドコモマジック
P30はSIMフリーでHuaweiの楽天ショップをはじめ、家電量販店やMVNOなどでも発売されます。本日から予約開始で、5月24日発売。市場想定売価は7万7880円(税抜)です。
この性能ならP30、すごくいいよね! という気持ちもあります。十分に価格なりに納得できる性能とデザインと体験なのです。
…が! 先日発表されたドコモの「P30 Pro」が一括で8万9424円(税込)っていったいどんなマジックなのですかね? こちら「P30」にはSIMフリーで回線契約を必要とせずに買えたり、MVNOなどでも買えるというメリットもあります。しかし、だったら!と、背伸びしてドコモの門を叩きたくなってしまったのは罪ではないと思うのです…。
USB-Cを直接ぶっ刺して充電するイヤホンも斬新で好き!
P30の他にもこの日いくつかの製品が発表されましたが、個人的に気になったのがワイヤレスイヤホン「Huawei FreeLace」。価格は8,880円(税抜)。
コントローラー部がそのままUSB-Cになっていて、イヤホンの片方をグッと引き抜いてそのままスマホのUSB-Cに挿し込んでペアリングや充電ができるというアイデアコネクタ。
P30に挿し込んだら、自動的にイヤホンを見つけてペアリングできました。ちなみに、MacBook Proに挿してみたけどそちらは認識NG。充電しながらの再生も残念ながらできませんでした。片耳だけでも充電しながら聞けたらとっても便利だったんですけどね。
ひょっとしたらできるかな? という小学生のような純粋な好奇心で、違う色のイヤホンをドッキングしてみました。接ぎ木みたいな状態ですけど、なんと再生OK。この状態でちゃんと音が鳴ります。もちろん黒い方からも!
うーわ、これはカラバリの追加が期待されるね!
Source: Huawei