夜中に突然鳴り響く「緊急速報メール」の警告音、ビックリしますよね。しかし、我々の生命に関わる情報を大至急知らせてくれる仕組みですから、ありがたく利用させていただきましょう。実際、台風上陸や豪雨の際の緊急速報メールで危うく難を逃れた方も少なくないのではないでしょうか?
緊急速報メールは、気象庁が配信する緊急地震速報や津波警報、その他噴火などの特別警報、および国・地方自治体が配信する災害・避難情報を、特定エリアの携帯電話へ一斉に通知する行政サービスです。iPhoneでは、『設定』→「通知」の順に画面を開き、たくさんのアプリがリストアップされた一番下にある「緊急速報」スイッチをオンにしていると届きます。
しかし、緊急速報メールは一般的なメールとは異なります。4G回線ではETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)という仕組みを利用して送信されており、iOSに付属の「メール」アプリのような受信用アプリで受信するわけではありません。
iPhoneでは、緊急速報メールは通知の一種として扱われます。そのため、通知センターに残っている間は何度でも読むことができますが、通知センターから消してしまうと再び読むことはできなくなります。
それでは避難場所などの情報を見逃しかねないので困る、あとで読みなおすことができるようにしたいという場合は、全国の緊急速報を配信するアプリ「Yahoo!防災速報」を利用する方法があります。アプリを増やしたくない場合には、緊急速報メールが届いたらスクリーンショット(iPhone X以降のモデルでは音量上ボタンとサイドボタンの同時押し)を撮影することでも対処できます。いずれにせよ、もしものときのために備えておきましょう。