説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『アラームの「スヌーズ機能」を使っても二度寝してしまいます……』という質問に答えます。
目を覚ましたあとに再び寝入る「二度寝」は、なかなか止められないものです。あと少しだけ、せめて5分寝られれば……と鳴り響くアラームに手を伸ばしたところ、ふと気がつけば数時間経過で大遅刻、といった経験がある方も少なくないはずです。
「時計」アプリのアラーム機能に用意されている「スヌーズ」は、まさに二度寝防止を目的としたオプションです。アラームを登録するとき、スヌーズスイッチを有効にしておけば、その後9分間隔でアラームが鳴ります。この9分という間隔は、iPhoneにかぎらずスヌーズ機能における"慣習"とされ変更できないうえ、遅刻しない程度に二度寝するには塩梅ということもあり、ここを変えたいという意見はあまり耳にしません。
二度寝防止には、家族に起こしてもらうとか、大音量で鳴り響く目覚まし時計を寝床から離れた位置に置いておくといった古典的な手法のほうが効果的ですが、あくまでiPhoneのアラーム機能にこだわるのであれば、「LEDフラッシュ通知」を併用するという手もあります。
LEDフラッシュ通知スイッチをオンにしておくと、スヌーズ開始からしばらくの間iPhoneの背面にあるLEDが点滅します。このLEDフラッシュはiPhone 5s以降デュアル化され、周囲をはっきり見渡せるほど明るくなりました。ここに着目し、音の効果が少ないのであれば光で目を覚まそうというわけです。アラームの音量に関係なくLEDは点滅しますから、スヌーズするときにiPhoneを伏せて置くだけで効果があります。
この設定を有効にするには、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」の順にタップし、聴覚サポート欄にある「LEDフラッシュ通知」スイッチをオンに切り替えます。以降、通知や電話の着信があったときにもLEDが点滅するので、明るさに驚かないようにしましょう。
LEDフラッシュ通知をオンにしておくと、スヌーズ開始からしばらくの間iPhone背面のLEDが点滅します |