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エンガジェット日本版 大きさ・性能・価格の「三方よし」な8インチ HUAWEI MediaPad M5 lite新登場

Engadget Logo エンガジェット日本版 大きさ・性能・価格の「三方よし」な8インチ HUAWEI MediaPad M5 lite新登場

画面が大きくて見やすく、写真や動画・ネット閲覧などに便利なタブレット端末は、日常生活でも仕事でも便利なアイテムだ。とくに昨今では、電子書籍やストリーミング動画サービスといった大画面で楽しみたいサービスが流行しており、タブレットの人気を後押ししている。一口にタブレットといっても様々なモデルが登場しているが、持ち運びやすさから根強い支持を集めているのが、8インチ台のディスプレイを搭載した製品だ。ただし昨今のタブレット市場において、8インチの新製品はかなりの少数派。『新しいタブレットはほとんど10インチ級で、ちょっと大きい......』と思っていた方もおられるはずだ。

そんな中、8インチタブレットの新製品がファーウェイから登場した。それが「HUAWEI MediaPad M5 lite」(8インチ)だ。ジャスト8インチの高精細ディスプレイに、重量約310g・厚さ約8.2mmのスリムな本体。LTE版でも2万円台、Wi-Fiモデルであれば2万円台前半という手頃な価格。そして、同価格帯のタブレットをリードする基本性能や金属製ボディなど、多数の注目点を備えている。今回はこの、大きさ・性能・価格の"三方よし"なタブレットについて見ていきたい。

▲厚さは約8.2mm。本体が大きいため、持ってみるとかなりスリムに感じる

基本仕様にはファーウェイならではのこだわりが

まずは本機の特徴について見ていこう。最初に紹介したいのは、タブレットでは重要となるディスプレイから。本モデルのディスプレイはジャスト8インチ。アスペクト比はフルHD(16:9)より縦の表示領域が広い16:10で、解像度はフルHDよりも広い1920 × 1200となっている。低価格の製品では1280 × 800といった1ランク低い解像度のモデルも多いが、これからタブレットを購入するならぜひフルHD以上のモデルを選びたいところ。昨今はストリーミング動画などでもフルHD以上の解像度が当たり前になりつつあるが、本機ならフルHD動画も精細感を損なわずに楽しめるからだ。

▲縦長時に左右側となるベゼル(額縁)部は狭め。これにより画面の広さと持ちやすさを両立しているそして、ディスプレイ以上の注目点と呼べるのが、心臓部となるSoC(プロセッサ)だ。これはタブレットやスマートフォンの処理速度の大部分を決める重要な部品だが、本機ではファーウェイのグループ企業が開発した最新世代モデル「HUAWEI Kirin 710」を採用する。これは現在大ヒット中のHUAWEI製スマートフォン「HUAWEI Mate 20 lite」にも採用された、価格と実力のバランスが取れたSoC。この最新SoCにより、処理性能が低いと解像度が落ちてしまうフルHDのストリーミング動画も、快適な視聴が可能となっている。なお、兄弟モデルとなる10インチ版では一世代前となる「HUAWEI Kirin 659」を搭載していたが、本機では世代交代し、性能面で実質的なアップグレードとなった点もポイントだ。さらにSoCの性能を支えるRAM(メインメモリ)は3GB、ストレージ容量は32GBと、こちらも同価格帯の中では高い水準。もとより基本性能では他メーカーよりも優れるファーウェイ製品だが、本機はこれらの理由から、同価格帯のライバル機と比べても高い性能を備えている。

▲外部ストレージとしてマイクロSDカードスロットも搭載。多数の動画も持ち運べる。LTE対応モデルのSIMはnanoタイプだ実際に使ってみても、YouTubeをはじめとする動画の視聴や、意外と処理性能を必要とするGoogle Chromeで30個ほどのタブを開いてのWeb閲覧などでも、まったくもたつく様子はなく、触っていて安心感がある。またPUBG Moblieなど最新世代のゲームタイトルなども、画質設定こそ上げられないものの、デフォルト設定ではストレスなくプレイできた。先述したように、本機は8インチタブレットとしては比較的廉価なモデルだが、基本性能に関しても高い水準を保っている。

バッテリーも、サウンド面にも隙はなし

タブレットの性能においてもう一つ重要な点は、バッテリーの持ちだろう。本機はここに関しても隙はない。

バッテリー容量は8インチタブレットとしては大きい約5100mAh。これは一般的なモバイルバッテリーと同等レベルの大容量だ。スマートフォンでは高級機でも4000mAh前後なので、この点からも本機の余裕度が伺える。さらに、本体側のOSには、最新版のAndroid 9+EMUI 9.0(ファーウェイオリジナルのユーザーインターフェイス)を搭載することで、最新の省電力機能をサポートしている。

▲USB端子はmicroBタイプ。昨今はType-Cが多い中にあって珍しいこの大容量バッテリーと省電力性に優れた最新OSとの組み合わせにより、本機はバッテリー駆動時間でも高水準をキープする。公称値ではビデオ再生で約10.6時間、音楽再生では約62時間と非常に長い。実際にYouTubeでの動画再生やインターネットの閲覧で使ってみても、1日充電なしでも余裕がある印象。実質的には2日に1回の充電でも十分に使えそうだ。現実には休憩を挟むだろうが、10時間の長距離フライト中、端末内に保存した動画をずっと見続けられる計算になる。

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▲電源と音量のボタンはファーウェイ製モデルらしく、隣り合って配置される。スクリーンショットが片手で取れるため、慣れると便利だサウンドの迫力という点でも、本機は高水準だ。スピーカーはしっかりとステレオ仕様となっており、さらにボディの素材は金属製のため、音量を上げても本体に起因する不要振動(音の歪みの元となる)などが少ないのがポイント。本体スピーカーで音量を上げても自然な音が楽しめる。

▲背面のモデル名表記で目立つ「Harman Kardon」ロゴまた、超高級アンプやスピーカーなどで知られるオーディオ専業メーカー「Harman Kardon」(ハーマンカードン)とコラボレーションしているのもポイント。その証として本体裏面にも同社のロゴが刻まれている。実際に音楽などを聞いていると、本機はタブレットとしては比較的小型なボディにも関わらず、しっかりと低音も感じられることから、コラボの恩恵が大きいと感じる。

▲使用頻度が多いであろうタブレットで3.5mmヘッドホンジャックをしっかり搭載するのはありがたいさらに、スマートフォンでは省略されがちな3.5mmジャックも搭載。同ジャックにヘッドフォンを接続した場合、自然な音場を再現するファーウェイのオリジナル機能「HUAWEI Histen 5.0」により、音の広がりが小さくなってしまうデメリットを避けて、音楽を本格的に楽しむことができる。

カメラやキッズモードなど、嬉しいポイント満載

そして本機の隠れた特徴が、使用時のロックが手軽に行える顔認証機能と、ユニークな「AIショッピング」機能の搭載されたカメラ、そして子供が使う際に安心の「キッズモード」だ。

▲背面側(メイン)カメラモジュール部。比較的厚みがあるが、それだけしっかりしている

▲タブレットでは比較的珍しい顔認証機能。ロック画面パスワードの入力がいらないのは便利だ顔認証とは高級スマートフォンでもお馴染みになりつつある、顔の特徴点をスキャンしてロック解除に使える機能。設定によってはある程度のセキュリティを保ちつつ、画面を見つめるだけでロックが解除できる手軽さを両立できるとても便利な機能だ。また、カメラに関しては、先述したAIショッピング機能に注目したい。これは、気になったアイテム(ファッションやスマートフォン、オーディオ機器など)にかざすと、Amazonや楽天といった大手通販サイトの該当製品ページにアクセスできる機能。実際に使ってみると精度はそれなりだが、意外な商品が表示されるなど、楽しんで使うには面白く感じた。

▲カメラの画質もタブレットとしては優秀。晴れの屋外などではかなりの解像感が得られる撮影機能に関しても、ファーウェイ製品で定評があるビューティーモードや、タブレットでは珍しい複数枚合成式の手ブレ補正機能を搭載。上手に露出などを調整すると『タブレットながらなかなか使える』と思わせる写真が撮れる。

▲キッズモードのホーム画面。標準画面とは印象がガラッと変わるのが面白いそして、家族で利用する際も安心して使えるキッズモードを搭載する。同機能では、専用のメニュー画面や指定した時間以外の起動を禁止できるタイマー機能、そして、Webサイトやアプリへのアクセス制限機能などにより、見せたくないサイトなどを効果的にブロックできる。また、ガラッと印象を変えるホーム画面なども面白いところだ。

この充実度ながらLTE版でも2万円台中盤。大きさ・性能・価格の「三方よし」

ここまで本機の注目点を紹介してきたが、コストパフォーマンスという点でも優秀だ。冒頭ではLTE版でも2万円台と紹介したが、予想実売価格はベーシックモデルのWi-Fi版が2万2880円前後(税別)と、なんと2万5000円を切る。さらにお買い得感が高いのがLTE版。なんと2万6880円前後と、4000円程度足すだけでLTE通信に対応する価格設定になっている。ファーウェイの廉価版タブレットの隠れた特徴はこの「LTE版のお買い得度」なのだが、本機ではその特徴がいかんなく発揮されている。

「HUAWEI MediaPad M5 lite」8インチモデルは、大画面ながら片手で持てるスリムボディ、しっかり楽しめる基本性能、そして手頃な価格で、普段使いでもバッチリ使えるモデルに仕上がっている。大きさ、性能、価格の「三方よし」を満たす本機は、「2019年の8インチタブレットの代表機」と呼べるモデルに仕上がっている。手頃なサイズと価格のタブレットを探している方は、ぜひチェックしてほしい製品である。

数量限定で純正端末カバーをプレゼント

HUAWEI MediaPad M5 liteを購入された方を対象に、純正端末カバーを無料でプレゼントするキャンペーンを5月17日から実施する。実施店舗はエディオン・コジマ・上新電機・ソフマップ・ビックカメラ・ヤマダ電機・ヨドバシカメラ(50音順)の製品取り扱い店舗及び、ひかりTVショッピング・ファーウェイ楽天市場店。数量限定なので、早めの購入をオススメしたい。